なんとか今週も更新できそうです。
今回は、前回の予告通り漫画「キャプテン翼」について語ります。
この世の中にサッカー漫画は星の数ほどあれど
No.1のサッカー漫画といえば、誰もが口をそろえる
その人気は世界中にひろがっており、各国でアニメが放送。その結果、日本代表だけでなく、世界の名だたるサッカー選手がキャプテン翼のファンを公言しています。
ざっくり例をあげると
メッシ
などなど。彼らの多くは子供の時に翼たちのプレーに憧れてサッカーをはじめたと言っています。
そんな世界を代表するサッカー漫画。
連載開始は1981年。Jリーグがはじまる10年以上前です。
40年以上たった今も、なお色褪せないのは何故か?
それは
色々とやべぇから。
そう、いい意味で。
子供が食いつく、キャッチーなヤバさがキャプテン翼にはあるのです。
かく言う私も、そのヤバさに取りつかれた子供でした。
1983年からやっていたアニメが、1995年ころにBSアニメ劇場で再放送されていて、それを見てすっかり虜になってしまったのです。
連載開始当時、まだ日本はW杯にも出たことのない弱小国でした。そんなご時世にも関わらず、本作の主人公の大空翼くんは日本のW杯優勝を本気で信じて、その夢に向かって努力する12歳の天才サッカー少年として描かれています。
夢に向かって仲間たちと進んでいき、次々と現れるライバルたちと戦い、どんどんとファンタスティックな展開が続きます。
そんなストーリーに、我々も読む手がとまらないのです。
ちなみにキャプテン翼
今も連載しています。
そして現在翼くんはオリンピックの準決勝を戦っています。
40年かけて、W杯描かれてすらいないっていう。
でもまだ作者は62歳。まだまだいける。W杯編楽しみ。
(連載開始当時20歳なのが天才すぎるよね)
40年かけてコツコツ23歳まで成長した翼くん。サッカーもどんどん上手になっています。ただ、40年間上達しすぎたせいで、最近の翼くん及びライバルたちは、ツッコミが追い付かなくなるレベルの進化を遂げています。
いくつか例をあげましょう。ちなみに頭身がおかしいとか野暮なことは言わないでください。高橋先生の画力の問題です。
①セグウェイドリブル
この技はスペイン代表のミカエルが編み出したドリブル。
セグウェイに乗るようにボールの上に乗ってスーっと移動。
そりゃ相手チームも「・・!!」 ってなるわ。
すぐ真似する翼くん。スー をさしあげますってか。
②バスケドリブル
翼くんの永遠のライバル、ブラジルのナトゥレーザが披露した、特に何の意味もないドリブル。ホントなんの意味もない。
そして驚いている相手、多分セグウェイの時に驚いている人と一緒。書き分けの問題?
③全員抜きゴール
奇蹟のワンマンプレー。もう全部これでええやん的な。
④レヴィン・シュート
恋人を事故で亡くしたスウェーデン代表のエース、ステファン・レヴィンの必殺技。交通事故の遠因となった石像をぶっ壊すために編み出されて、見事ぶっ壊すことに成功している。
ちなみに日本戦で、赤井止也くんは、レヴィンシュートを顔面でとめている。
…
ちなみにキャプテン翼で試合中に亡くなった選手は今のところいません。ご安心ください。
とまぁ、最近の内容(④は1990年代だけど)は、ちょっともう誰がどう考えてもキャッチーが過ぎるので、今回は主に小学生・中学生編を取り上げたいと思います。
まずは記念すべき第一話。
[第1話]キャプテン翼 - 高橋陽一 | 少年ジャンプ+ (shonenjumpplus.com)
無料で見れるので見てほしい。
ざっくり言うと、1歳半でサッカーボールとじゃれていた翼が道路に転がるボールを追いかけてトラックにひかれるところから始まります。
その10年後、そこには引っ越してきた街の道路で元気にドリブルする翼くんの姿が。
実は、10年前の事故の時…
という奇蹟がおきていて、無傷だった翼くん。
いや、いいんですよ、主人公ムーブで。奇蹟的に無傷なのは全然いいことです。
それより
親のしつけ!
道路に飛び出して轢かれた息子に道でドリブルさせんやろ!
「ここなら広くて思いっきりボールがけれるぞ!」やないぞ!
そんなユルい家庭で育った翼くんは、その後最初のライバルである、日本の守護神、若林源三君と出会います。
若林君は天才キーパーです。23歳の今に至るまで、ほとんどゴールを割られたことがなく、ついた異名は、SGGK。
Super Great Goal Keeper ; SGGK.
SGGKwwwwwww 素材の会社wwwwww
このネーミングセンスもキャプテン翼の真骨頂です。
ちなみに若林君はあまりにもゴールを決められなさすぎて、チームメートにいると試合がつまんなくなってしまうので、どのシリーズでも基本的に大事な試合以外は出てきません。
どうやって?
強制的にケガさせられます。
小学生の時は捻挫くらいですみましたが
高校生の時は、レヴィンシュートで左腕を破壊され
オリンピックでは背中から大出血。
これまでどんなに傷つけられても重要な一戦には復活して現れてきた若林君。オリンピック決勝の舞台にはたてるのか?そして一体W杯編ではどんなひどい目にあうのか、今からドキドキです。
次に登場するのが日向小次郎くん。
全国大会編最初かつ最大のライバル。
彼は超貧しい家育ちの、ハングリー精神むき出しの男です。
ハングリー過ぎて、勝つためには手段を選びません。
翼くんのチームのキーパー、森崎君の顔面にわざとシュートをぶつけてゴールを奪います。
そのせいで、そのあと森崎君はシュートをとることができなくなってしまい、簡単にゴールを許してしまいます。
これには翼くんも、「こうまでして勝ちたいのか」とドン引き。
倫理観のかけらもありません。
ちなみにそんな恐怖がトラウマになっている森崎君への、翼くんのアドバイスがこれ。
いやいや、無理無理無理。価値観おしつけんなwwww
そりゃ森崎君も「えっ」っていうわwww
でも立ち直る森崎君www 子供って素直wwww
まぁ日向君は、その後徐々に更生して日本代表では頼りになるエースストライカーになるのですが、初期日向小次郎はホントパンチがきいています。
そして次に紹介するのが立花兄弟。
あのイニエスタをして、「一番印象に残っているのは立花兄弟」といわしめた、トリックスターです。
この二人は双子で、その類まれ見るコンビネーションで様々なアクロバティックサッカーを披露します。
ゴールポストにのぼって空中でシュートしたり
中学では自分たちが発射台になってもう一人をとばす大技「スカイラブハリケーン」をあみだします。
↑ちなみに横向きにも飛ばせます。
そんな彼らの初登場シーンがこちら
出てくるやつ、出てくるやつ、親のしつけがなってない。ホーム間パスはやばい。怒られてるのを東京のせいにしてるけど、地元秋田でもダメやろ。
とにかくキャプテン翼は倫理観のかけらもないやつが多い。
基本的にファールという概念もない。
どいつもこいつもやばい。が、ファールにはならない。
ついでだから、最後の画像について補足を加えよう。
シュートを打っているのは、次藤洋君、長崎出身の子だ。
ガタイがよく、パワープレーを得意とするディフェンダーだが、そんなことはどうでもいい。
彼は、絶対に語尾に「~タイ」をつける。
いや、長崎の人に怒られろ。タイつければいいってもんじゃないやろ。そしてよくよく読んでみると言っていることも相変わらずやばい。次藤…お前ってやつは…。
ここでさっきの画像をもう一度みてみよう。
語尾のみやん! もしこれ関西人なら、「やで!」しか言わないってことでしょ。ヤバすぎるやで。
もう鳴き声のよう、ピカチュウのそれ。
他の人はそうでもないのに、ホント彼だけ方言ごり押し(方言なのか?)。彼のチームメイト、軽業師の佐野君は1回もタイって言わない。転校生なのかな。わからん。
そんなキャプテン翼。ホント飽きない。
最後に、アニメのオープニングについても書いておこう。
1983年にその人気を評価されアニメ化されたキャプテン翼。
主題歌は「燃えてヒーロー」。
(121) Captain Tsubasa Opening 1 versión 1 japonés - YouTube
サブスクの準備はできたかい?youtubeもはっとくね。
バックコーラスを含めて、とてもノリがよい最高の曲である。まさにキャプテン翼の世界観である。
1番の歌詞をみてみよう。
*****
ちょっとあれ見な エースが通る
すぐれものゾと 街中騒ぐ
蝶々サンバ(蝶々サンバ) ジグザグサンバ(ジグザグサンバ)
あいつの噂でチャンバも走る
それにつけても俺たちゃ何なの
ボール一つに きりきり舞いさ
ダッシュ・ダッシュ・ダッシュ
キック・エンド・ダッシュ
いつか決めるぜ稲妻シュート
そん時 俺が スーパーヒーローさ
ダッシュ・ダッシュ・ダッシュ
キック・エンド・ダッシュ
燃えて 青春 駆け抜けろ
******
シュールである。まず、andを「アンド」じゃなくて「エンド」にしてるのがいい。中学生編では「アンド」に表記変更されてるのもまたブレブレで趣深い。
歌詞自体もいい。
「すぐれものゾと 町中騒ぐ」
謎の感嘆詞「名詞+ゾ」。言ったことないゾ☆
平安時代かな。蹴鞠かな。
「あいつの噂でチャンバも走る」
チャンバって誰!?
ちなみにチャンバは、ばーちゃんの業界語だと作詞した人が公式に言っていたそうです。ザギンでシースー的な。
なんで業界語wwwww
ほんで、ばーちゃん走んなwww
でも久々にこのyoutubeみて、エモすぎて興奮しました。
やっぱいいな、このオープニング。
長々書いてきたけど、やっぱキャプテン翼最高だな。
LINE漫画とかで大分無料で読めるから、興味出たって人は是非読んでくれよな!
というわけで今日はここまで。
次回何について書こうかな…。悩むな。ちょっと今回は宣言せずにしときます。ではまた!じゃあの。