つれづれ草のクリームパスタ

30代半ばのおじさんが日々の出来事をつれづれなるままに書きなぐったブログ

シンデレラフィットネスクラブ

というわけで2週ぶりの更新。いやぁ、中々更新できなくてごめんなさい。

 


この前ミュージックステーションを見ていたら、今流行している曲として、omoinotakeの幾億光年が流れていました。

youtu.be

 

うんうん、いい曲ですね。

 

で、ミュージックステーションで、バンド自体の紹介をしていたんですが、

 

その中で、「ピアノスリーピースバンド omoinotake」って紹介されていたんですよね。

 

ピアノスリーピースバンド??   

 

ピアノ

スリーピース

バンド?

 

 

 

 

イカれたメンバーを紹介するぜ ーーーー!!!!!」

 

 

まずは、Vocal & Piano !!  YOSHIKI !!

YOSHIKIの美しい歌声が世界中で話題、アメリカ、カナダ ...

 

続いて、Piano !!!  Tetsuya Komuro!!

GMO LIVE」オープニングイベントを開催 小室哲哉さんがGMO ...

 

そして、最後!!

 

Piano !!     Ryuichi Sakamotoだぁ!!

坂本龍一がサントラを手がけた代表作8選を振り返る──『戦場の ...

 

 

的なこと? 全員ピアノのバンド、やばない?

 

 

と思って調べたら、ピアノスリーピースバンドって、要はピアノの人がボーカルでいたらそう呼ぶんやね。びっくりしたわ。ピアノ3人の合奏はもう何かの呪術やろ。ほんで妄想したメンバー、無駄に豪華。

 

 

というわけでomoinotakeの曲を聴きながら上記のようなことを思っていたわけですが…、さっき使った「イカれたメンバーを紹介するぜ!!!」ってフレーズ、twitterとかネット上ではよくみますが、ライブも含めて、日常において人が使っているところ、見たことないですよね。

 

 

根本的に「イカれた」とか言っていいのか問題もありますけど(放送禁止用語ではないんですよね)、でもこのフレーズ、好きなんですよね。なんか勢いあるし。

 

 

なので是非どっかで、イカれたメンバーを紹介したいなぁと常々思っていたんですよ。

というわけで、今日はその夢をかなえちゃおうと思います。

 

イカれたメンバーを紹介するぜ ーーーー!!!!!」

 

うちの家族!! 以上だ!!!

 

 

 

 

誰の家族がイカれてんねんwwwww 全員まともじゃwwwww ふざけんなwwww

 

ふぅ…

 

 

冗談はここら辺にしといて、改めて本日のブログのテーマはこちら!!

 

イカれたメンバーを紹介するぜ!! ~男子校が生んだ傑物たち~」

 

 

 

うん、中高の同級生の話。話変わりすぎてビビるでしょ?私もビビってる。

 

以前ブログで話したように、私は中高男子校育ちです。

レバニラ90日生活 - つれづれ草のクリームパスタ (hatenablog.com)

 

その中で、

 

***

そんな私が、男子校に行ってよかったなぁと思う理由は、何より、色々ネジのぶっとんだ友人たちに囲まれて無邪気に育ち、明るい雰囲気の中、異性関係というストレスに悩まされることなく溌剌と過ごせた日々が楽しかったからかなと思います。

***

 

と書いているんですね。

 

そう、やっぱ今の私を形成しているのは、色々ネジのぶっとんだ友人たちに囲まれて無邪気に育ってきた中高時代の経験なのかなと思ってまして。

 

なら、やっぱ残り3つのテーマの中で、「いい意味でイカれた同級生」については書かなきゃいけないなと決心したわけですよ。

 

というわけで、今日は、多くの個性的な同級生の中でも、未だに頭に残っているエピソードを3つ紹介していきます。

 

では、改めて…おほん…あー、マイク、テステス、テステス…よしっ

 

せーのっ

 

イカれたメンバーを紹介するぜぇぇぇぇ!!!!!!!

 

①美術製作に命をかけたオタクの同級生

当時のうちの学校の美術の先生はとても変わった人で、やたらと美術の課題がファンキーでした。

 

例えば

 

「2階から落としても中のタマゴが割れない、タマゴを収納する容器を作る (デザイン性、機能性、割れたら減点といった基準で採点)」

 

「「材料が紙」が唯一のルールの紙飛行機製作 (体育館で飛行距離を測定。飛行距離+デザイン性、機能性で採点)」

 

「世界に一つだけ、自分のことを表したオリジナルロゴを作成する」

 

といった課題。

 

今考えると本当に面白い先生でした。創意工夫を詰め込んだ作品でも、実戦で失敗(卵が割れたり、飛行機が数メートルでUターンしてきたり)したら結構減点されるのも世の中のシビアさを表しててよかったですし。

 

でもふと冷静に記憶を辿ると、毎回の授業で、始まった瞬間から製作時間という名の自習時間に入り、先生はほぼ指導やアドバイスもしていなかったんですよね。なんなら奥の控室で待機か自身の作品制作をしていたような気もします。これで数学とか国語の先生と同じ給料をもらっていたとしたら、罪深すぎて来世は多分人間に産まれてこれない気がします。いや、知らんけど。

 

さて、そんな中学生のある時、次の課題が発表されました。

 

そのテーマは

「ピンポン玉を発射しゴールに入れる装置の作成」。

 

いつものように、実戦形式のテスト(10発ピンポン玉を発射して、何球ゴールに入ったかで点数が加点される)も用意されていました。

 

まぁ当たり前ですが、中学生の作れるものなんて知れてます。いかんせんもう20年以上前のことなので、自身が何を作ったかはサッパリ覚えてませんが、ちょっとした創意工夫はあるものの、ほとんどの人間が小学生の自由研究に毛が生えた程度のものを用意していたと思います。

 

 

そんな中、1人の機械オタクがとんでもないものを実戦テストに持ってきたのでした。

 

 

そう、全自動ピンポン玉発射機。その形状は、子供向けのピッチングマシンのようでしたが、いかんせん中学生の技術で作ったこともあり、発射口は長く、全体的にとてもかさばっていました(多分30cmはこえていたと思う)。

 

イメージでいうとこれ

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大砲。

 

明らかに美術室で中学生が作るもののレベルを逸脱している。

 

彼がドヤ顔で全自動ピンポン玉発射機を取り出してきたとき、私は自然と漫画の1シーンを思い出しました。

 

ガトリング砲(るろうに剣心より) | 幕末ガイド

 

るろうに剣心

「一個人がこんなもん持ってんの!?!?」という衝撃もほぼ一緒。

 

そうしてるうちに彼の実戦テストが始まりました。

何となく読者の皆さんも予想しているでしょうが、まぁゴールにピンポン球が入らない。

 

何故かって?

 

球が速すぎるのよ。

ゴールに入れる気があるのか疑問な角度で彼のピンポン玉はとんでいくの。

 

 

彼なりに一球ごとに修正しようとしていましたが、そんな簡単に機械の動く速さは変わらず、彼のピンポン玉はうなりを上げて、教室中に散らばっていきました。

 

 

 

そりゃあそうよ。こんなマシーンが出てくる設定でゴールは作られていないんだから。

 

 

ちなみにこのテストで一番ゴールを決めたマシンについても紹介しときましょう。作ったのは、美術の授業中ずっと違うことをしていて全く装置を作っていなかった同級生。彼はテストの前日、あわてて輪ゴムとお菓子の空の容器とプラスチックスプーンで装置を作り上げました。製作時間は10分だそう。

 

🎡みやの ねり👐🌞 on X: "マジか… ガッシュベルのバルカン ...

見た感じはこんくらいのチープさ。ボールを投げる原理(輪ゴムが戻る反動)も含めて、北京原人でも作れそうなレベルのクオリティでした。

 

 

しかしなんかわからないが、輪ゴムとスプーンの角度がええ塩梅だったんでしょう。この装置が発射したピンポン玉が面白いくらいゴールに入ったんですよ。

 

途中からこの装置が三井寿に見えてました。恐ろしいもんです。


なお、そのあとに成績が返ってきましたが、機械オタクの子の方が、三井寿より10点以上高かったっていう。

 

 

 

…そりゃそうよ、だって美術だし。

 

 

では次にいきましょう。

 

②ずたぼろの同級生

 

この子は実は中高の頃からずっと仲のよい友人で、未だに連絡を取り合いご飯にいく仲だったりします。彼は基本的にエネルギッシュかつパワフルで、予想だにしないところでぶっ飛んだことをしてくる人です。今も昔もそれは変わらず、それが彼の一番の魅力だと私は思っていたり(完全に、自分にないものに対する憧れという感じ)。

 

こうと決めたらそうする! そんな彼の行動はいつもパワフルでした。

 

例えば大学受験。彼は高三の10月頃に突然志望校の方向性を大きく変えたんですね。

 

その理由を聞くと

 

水樹奈々のように、誰かの心を動かす仕事をしたいと思った」

 

とのこと。いや、全然理由としては問題ないけど、受験の3ヶ月前にこの理由で志望校を変えられるのがパワフルすぎて、自身には真似できないなと感心したものでした。

 

そして2月、幸いなことに私自身は推薦で大学合格が決まったため、同級生より10日ほど早く受験戦争から解放されました。

 

解放されたその日、その友人からメールが。

 

「遊ぶ相手もいないし、暇やろ?俺の受験する学校の小論の予想問題作ったから、模範解答を作ってくれ。」

 

かましいにもほどがあるだろwwwwwww遊ばせてくれよwwwww

 

そう思いましたが、やはり自分に真似できない道を行く彼の背中を応援したい気持ちはあり、2日ほどかけて模範解答を作りました。

 

そして3月、合格発表の日。

彼は合格最低点で合格。完全に私のおかげじゃん。でも本当にすごい。滑り込むとはこのことを言うのでしょう。彼は本当にパワフルだ。

 

なお、後日、合格の御礼にラーメンを1杯おごってもらった。

 

 

 

いや、御礼しょぼない!!??

 

そう思いましたが、「いやぁ、いいものをみせてもらったよ。素晴らしかった」と、私の心の中の「上から目線パトロンおじさん」が拍手していたのでそれで満足。

 

そんな彼、その後大学一年生でミクシーが炎上して(ホントはしていない、ちょいワルエピソードを冗談で書いたら炎上した)学長に謝りにいったり、大学後期に大事故で臓器の一部を失ったりと、どこまでもぶっ飛んだエピソードをもっています。

 

 

ちなみに彼は、事故後に一緒にテニスした時、こう言っていました。

 

「臓器が少し減ったから、横の動き早くなったわ」

 

 

 

ミニ四駆か。肉抜きしてはやくなったわーちゃうぞ。

 


とまぁ常にぶっ飛んだパワフルさをもつ彼ですが、そんな中でも一番意味わからない高校時代のエピソードをさらっと紹介しましょう。

 

これまでに言ったように彼とは非常に仲がよいのですが、一緒に過ごすグループは違いました。基本的に彼らのグループは皆いいやつばかりなのですが、いかんせん無邪気をこじらせた人が多く、そのぶっとび具合に自身がついていけないことがちょいちょいあったのです。

 

そんな彼らの間で、ある日、新しいブームが訪れました。

 

その名も「いかに自然に、こけたフリが出来るか選手権」。

 

 

 

素直に言おう、意味がわからないwwww 

こけるフリの意味もわからないし、それが自然な演技であったらなんやねんwwww

 

でも何故か彼らの中でこれが大盛り上がり。

次々とコケる真似をする同級生たち。

そのパフォーマンスに一同は大いにわきました。

 

そして友人の出番。

彼はみんなの期待を裏切らないパワフルな演技をみせました。

誰よりも鮮やかに。自然に。そして派手に。

 

 

そして彼は気胸になって入院しました。

 

 

 

アホすぎるやろwwwww 俺親やったら泣くわwww 「こけるフリってあんた…」っていうわwww

 

この前、一緒に銭湯に行きましたけど、彼の身体は傷跡だらけでした。歴戦の雄みたいな体してたんですけど、この傷1つ1つにエピソードがあるんだなぁと思うと、「あー、やっぱこの人好きだなぁ」と改めて感じて、これからも仲良くしたいなぁと決意したのでした。ちゃんちゃん。

 

さぁ、最後のエピソード、いこか!

 

猫耳同級生

どんな環境にも、ジェンダーの悩みを抱えた人はいます。私の通っていた学校においても、非常に中性的な格好をしている同級生がいました。彼は淡々とその格好をしており、我々も特に何も気にせず同級生として日々を過ごしていました。

 

そんな彼、ある日突然猫耳をつけて登校するようになったのです。

 

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正確にいうと猫耳カチューシャ。

 

さすがに最初はざわつきました。

ただ、彼は学校に着いたら猫耳を外すし(授業のこと考えたら当たり前っちゃあ当たり前ですが)、また下校時に猫耳をつけて帰るだけだったので、我々はすぐに慣れ、それが日常と化しました。

 

後日、学校単位で申し込む全国模試の会場に彼が入ってきたときに、他校の生徒たちがエスポワール号くらいざわついているのを見て、自分たちの猫耳に対する感受性アンテナが故障していることに気づきました。

 

「だからってどうってことはない。帽子みたいなもんや。」

 

我々はそう感じてました。猫耳カチューシャは帽子みたいなもんなのです。

 

そんなある日、彼はある物を片手に持って登校してきました。

 

 

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そう、ふとんたたき(この源氏パイ形状のものであったと記憶してます)。

 

 

 

 

流石に、意味がわからず、教室がざわついてました。

 

猫耳をつけ、布団たたきを片手にもつ彼はさながら魔法少女のよう。



ざわつく教室の中、彼はいつものように猫耳を外して、布団たたきをかけました

 

画像2 - 【第197回】懐かしの“学校机”「コクヨ 教育施設用生徒用 ...

教室の机のフックに。

 

 

その時、見ていた全員が思ったのです。

 

「あっ、学校に布団たたき持ってきたら、こうやってフックにひっかけたらかさばらないんや。なるほど。」って。

 

 

 

いや、マジでそんくらいしっくりきたのよ。そんくらい、布団たたきが綺麗に机の横におさまってたの。あたかもそういうデザインで机が作られてたんかと思うくらいの。マジで。

 

ちなみに、その後しばらく彼は毎日布団たたきを持って登校してきました。特に教室でそれを使うことはなく、学校にいる間ずっと布団たたきは机の横で綺麗におさまっていました。

 

 

何故ふとん叩きをもってきたのか。

多分その時誰かが理由を聞いていたし、その理由は一瞬で広まった気もしますが、いやはや全然覚えていない。

 

理由は全然覚えていませんが、布団たたきがすごく綺麗に机のフックに引っかかていたことはいまだに画像つきで脳裏に焼き付いています。

 

それくらいジャストフィットしていたの。

 

 

 

 

それくらいジャストフィットしていたの(しつこい)。

 

彼、今どこで何しているんやろな…近況知りたいな。

 

 

 

というわけで今日は、中高の同級生に関する、ぶっ飛んだエピソードを3つ紹介しました。改めて考えてみると、他にもいろんな同級生のいろんなぶっ飛んだエピソードがいっぱいあるんですが、うちの母校がよかったなぁと思うのは、「ぶっ飛んでることが誰にも否定されない」ところなんですよね。

 

今日紹介したエピソードもそうですけど、どれも基本的に「無邪気」な原動力からくるぶっ飛びなんですよね。

 

だから、同級生たちも何も言わないで受け入れるし(「アホやなぁ(笑)」くらいのもんで)、みんなのびのびとやれるんですよね。

 

とてもいい校風だと思います。

 

まぁそのままのぶっ飛び具合で大学入ると苦労するんですけどね(白目)。

 

でも、楽しい青春時代だったと思います。彼女はいなかったけど!!

 

というわけで今日の話はここまで。

次回のテーマ、久々に予告しときましょう、「私の姉」です。

 

 

 

どう考えてもエピソードが今日より弱い!!無理だ!!姉が普通のヒト過ぎる!!でも、やっぱ唯一の血を分けた姉弟なので、次回は姉について語りたいと思います。全然エピソード浮かばないから、リアルな知り合いの皆様、エピソード知ってたら教えてくれ!(むちゃいうな)

 

以上!最後まで読んでくれてありがとう!

またいつかの更新日に!!じゃあの!!