というわけで更新日。
先週は男子校について語ったんですが、反応してくれる人が共学の人だけでした。男子校・女子校出身者は特に反応なし。
もしかして男塾知らない感じですか?
…
…
まぁブログの内容が、別学出身にとっては当たり前のこと過ぎたのか、それとも純粋に的外れで共感を得られなかったのかは分かりませんが、いやはや、ブログテーマを決めるのは難しいものです。また今度、男子校のぶっ飛んだ同級生たちについてのエピソードも記載しようと思いますが、それは後日のお楽しみ。
さぁ、今日の話題にいきましょう。
秋ですね。運動会の季節です。
うちも長男・次男ともに幼稚園・保育園の運動会が近づいており、特に4歳の長男は出し物のダンスの練習を日々頑張っています。
長男に、何の曲で踊るのか聞くと、「勇気100%」とのこと。
いやぁ、いいセンスしてんな、先生。
というわけで、前にブログでも書いていた
をやろうかなと思ったんですが、それは来週にします。(いや、今週せんのかい)
皆さんご存じの通り、「勇気100%」は忍たま乱太郎の主題歌です。さわやかなメロディ、元気になれる歌詞。30年放送されている忍たま乱太郎において、オープニングを飾り続けている珠玉の名曲です。
1993年から、NHK総合で18:10-に放送され始めた「忍たま乱太郎」。当時6歳だった私は、毎週土曜日の放送を楽しみにしていたものです。
忍たまのため、あらかじめNHK総合をつけておくのですが、その習慣のおかげで6歳の私はあるものにハマりました。
そう、大相撲。
というわけで今週のテーマはこちら。
「書く以上は待ったなし、にわかが語る平成大相撲」
まぁ実際のことをぶっちゃけると、貴乃花が再婚したっていうニュースを見てですね、そういや大相撲について語ってないなって思いまして。
ほんで、そっから
「何で大相撲ハマったんやっけ?」
⇒「あー、忍たま乱太郎。あの頃eテレじゃなくてNHK総合で乱太郎やってたよな」
⇒「おっ、ちょうど運動会で息子が勇気100%踊るやんけ」
⇒「2週分のテーマゲットやんけ!」
ってなって、今日のblogの冒頭部分を書いたわけです。
久々にジブンスキーさんになるけど、忍たま乱太郎がNHK総合でやってたの思い出すの、記憶力良すぎじゃない?1年半くらいしかNHK総合でやってなかったのに。
ほんでそこから、来週のテーマの紹介も含めて、ブログの導入部分書くの、えぐない?なめらかすぎん?とろけるプリンやん。
自己肯定感高めたところで、大相撲について書いていくね。
相撲は、皆さんご存じの国技でして、古事記にも記載されている超古いスポーツなのですが、いわゆる職業相撲は、江戸時代の中盤からになります。基本的なルールはそのころから何もかわらず。直径4.55メートル(15尺)の円形土俵の中、廻しを締めた二人が組み合って勝ち負けを競うというものです。土俵から出るか、地面に足の裏以外がついた場合、もしくは反則を行った場合、負けとなります。
ちなみに、禁じ手(反則)は以下の通り。
●握り拳で殴ってはならない
●頭髪(まげ)をつかんではならない
●目またはみぞおちなどの急所を突いてはいけない
●両耳を同時に両手のひらで張ってはならない
●前立みつ(前ぶくろ)をつかみ、また横から指を入れて引かない
●ノドをつかんではいけない
●胸、腹をけってはならない
●一指、二指を折り返さない
なんか、関白宣言みたいですが、確かにこれらがありだとえげつなさそうですね。
ちなみに歴代最高勝率、最強の相撲取りとして有名な
雷電 爲右エ門(らいでん ためえもん)さん。
彼は強すぎたため、上記禁じ手に加えて、張り手・突っ張りが禁止されていたという言い伝えがあります。
張り手・突っ張り禁止?
…
…
もう ハグ会 やん。
なお、雷電は、ハグ会縛りにも関わらず通算勝率.962を記録している。身長は197cm(当時の男性平均身長150cm)だったとのことなので、ハグするだけで勝てたのかもしれない。セクシー女優みたいやねー。
ついでに話はめちゃそれるが、彼の故郷のクラフトビールで、雷電閂IPAというビールがある。美味しいのでおススメ☆
話を戻そう。
何故6歳の私は、その後20歳すぎまで大相撲を楽しむことになったのだろうか。
それは1993年からの15年あまり、大相撲に役者が揃いすぎたことに起因する。
※ここから、ただ相撲について熱く語るのが続きます。苦痛な人は最後の朝青龍のtweetのところだけを楽しみに、頑張って読んでください (飛ばしちゃいやよ☆)
私が相撲見始めた当時は、曙が1人横綱で、貴乃花・若乃花・武蔵丸・貴ノ浪が大関、いわゆる若貴ブームの頃であった。
その中でも貴乃花は本当に華やかであった。取り口も抜群に綺麗であり、彼が曙などの巨漢力士を倒す様子は「柔、よく剛を制す」という諺の体現だったのだ。
そんな貴乃花のことが私はとても嫌いだった。
正確に言うと、その時の大相撲ファンの空気が嫌いだった。曙や武蔵丸という大きな外人力士を、華麗に投げ飛ばす貴乃花・若乃花を応援して、みんなで喜ぶという流れが出来上がっていたからだ。
古くは、「巨人・大鵬(昔の大横綱)・卵焼き」(=「子供に大人気のもの」をあらわす)という言葉 があったが、当時の貴乃花人気はまさに「巨人・貴乃花・卵焼き」だった。幼心に辟易としたものである。
ちなみに「巨人・大鵬・卵焼き」の反対語は「阪神・柏戸・目玉焼き」らしい。実力があるけどポカをして、主役には勝てない脇役の代名詞だそうだ。なお、今読んでいる皆さんが、この知識をどこかで披露する可能性はほぼ0なので、今すぐ記憶から消去してもいいと思う。悪いことは言わない。
というわけで、当時から読売巨人軍のような絶対強者を毛嫌いしていた天邪鬼で虎キチの私が、大相撲をみていて、曙・武蔵丸を応援し始めるのに時間はかからなかった。
特に私は、武蔵丸が推し力士であった。
彼はハワイの貧しい家の出身で、アメフトのプロを目指せるレベルの運動神経がありながら、大学進学するお金がなかったため、大相撲の世界にはいった、正真正銘の叩き上げである。張り手の重さは1000kgをたたき出すような怪力の持ち主であり、右差し一本でどっしりと勝つスタイルであった。非常にまじめで優しい性格であり、日本人よりも大和魂をもった、正真正銘のサムライ。
彼の一番の魅力は、大事なところで貴乃花や若乃花に負けちゃうところだと思っている。ただ、武蔵丸はそのあと必ずどこかで、彼らを倒してくれるのだ。その瞬間がたまらなくて私は武蔵丸を応援していた。
このドM応援スタイルは、阪神タイガースにも通ずるところがある。基本的には主役に負けるやつが、時々それを覆して勝利をおさめることに対して、死ぬほどアドレナリンが出るのだ。
自分で言うのもなんだが、阪神ファンは完全に変態であり、よく調教されている。そんな阪神ファンの私には、武蔵丸のスタイルはピンズドだったのだ。
今でも、武蔵丸と貴乃花のことで思い出すのは、2001年の5月場所。
そう、小泉総理の
「痛みに耐えてよく頑張った、感動した!」がうまれた時である。
このとき、武蔵丸も貴乃花も横綱だったのだが、貴乃花は場所の途中で右ひざに大けがをおっている状態で、武蔵丸との最終決戦にのぞんでいた。
どう考えても、勝てる訳のない大けが。
にも関わらず貴乃花が上手投げで勝ったのである。
当時私はこれを生でテレビでみていた。
そして思った。「これが武蔵丸の魅力だ」と。
この時の貴乃花は本当に大けがをしていて、とても相撲のとれる状態ではなかった(実際このあと1年以上休場している)。それでも土俵に上がる以上は武蔵丸としては手加減できない。やりにくかったであろう。そのような躊躇があったためか、彼は勝負の鬼となった貴乃花にあっけなく転がされたのである。
そして、世間は、小泉首相のパフォーマンスも含めて大騒ぎ、大フィーバー。
さぞや辛かっただろうし後悔しただろうなと今になっては思う。
ただ次の年、貴乃花が久しぶりに復活した9月場所で、武蔵丸は貴乃花を倒して優勝しているのだ。これが2人の最後の対戦であり、このあと横綱対決は、朝青龍-白鵬まで行われなかった。
この時私はとても嬉しかった。世間はそれほど騒いではいなかったが、武蔵丸の努力が報われた瞬間だったからだ。
その後、1年以内に貴乃花・武蔵丸は共に引退した。貴乃花は後日、大けがから復帰した時、「もう一度マルちゃんと結びの一番を取ったら、そこで引退しよう」と決めていたと明かしている。当時は私も子供であまりわかっていなかったが、間違いなく、曙・若乃花・貴ノ浪、それに魁皇や千代大海、武双山なども含めて、この時代のトップ力士たちは全員がよきライバルであったのだろう。ライバル同士が切磋琢磨し、しのぎを削ったからこそ、この時代の大相撲は見ていて本当に楽しかったのだ。
ここで、上に述べた2つの取り組みが連続して見れる動画をはっておく。本当に強い2人の真剣勝負をみてみてほしい。
さて、武蔵丸・貴乃花が引退するタイミングで台頭してきたのが、朝青龍である。
彼もまた、武蔵丸に並ぶ私の推し力士である。
彼は、それまでの時代と違い、ライバルというライバルがいなかった。
2005年には7場所連続優勝を達成し、完全なる一強状態となった。
彼は強すぎた。ただ、私はこの時は朝青龍を応援するために相撲をみていた。それは、脇を固める魁皇・千代大海・栃東・琴光喜などが、それなりに粒揃いであったこともあるが、何より朝青龍が強すぎる外人、なおかつ素行も悪く、ヒールというイメージがあったため、あまり世間一般に愛されていなかったからである。
そう、また私の天邪鬼が発動したのだ。
にしても、このころの朝青龍の強さは尋常じゃない。見ていて気持ちがよかった。
この動画のころが全盛期である。
しかし、何より朝青龍の取組で興奮したのは、白鵬が強くなってきてからである。
やはり、大横綱同士の意地のぶつかり合いはたまらなく面白いのだ。
引退までに全ての記録を塗り替えた平成の大横綱、白鵬であるが、台頭してきたころは朝青龍が白鵬と同等以上に強く、2人の横綱の対戦は、全盛期の曙・武蔵丸と貴乃花の試合をこえる、超ハイレベルな戦いであった。
正直これ以降、この2人の戦いのレベルをこえる相撲には出会えていない。
是非、この2つの動画の取り組みを見てほしい。2人の意地が爆発している。
こののち朝青龍は不祥事があり横綱を引退。私の大相撲熱は、白鵬と朝青龍の戦いをもって、終了したのである(仕事しだして見れなくなったこともあるが)。
今もニュースでチェックする程度には大相撲を確認しているが、朝青龍の引退以降、熱心に大相撲をみることはなくなった。
やはり大相撲の魅力は、大横綱同士が意地をぶつけあって、熱戦を繰り広げることにあると私は思っている。
今は照ノ富士がなんとか横綱をやっているが、今後イキのいい力士が複数人、同時にのしあがってきて、大横綱と呼ばれるほどに力をつけ、お互いに切磋琢磨してほしいものである。
いかんせん不祥事で横綱をやめたくらいで、素行の悪さが有名な朝青龍。
性格が悪いというよりは、やんちゃ坊主がそのまま大人になったような感じであるのだが、彼のTwitterは、その性格と、少しおかしな日本語のおかげで、最高にヤバいTwitterとなっているのだ。
何個かtweetやフォロワーへのリプライを載せておこう。
脈絡のない暴言、やばすぎるwwwww
宮崎牛まwwずwwいwwwww
急にシビアwww
ちなみに朝青龍はモンゴルではかなりの実業家として名をはせているそうな。
わからないもんだねー。
というわけで、長くなってきたので、最後に一つ、相撲豆知識。
取組中に、まわしが外れ裸になると反則負けなんだけど、その時の決まり手は
もろ出し
ではなく
と呼ばれるらしいです。へぇ~。(正確には決まり手ではなく、反則負け)
というわけで今週は相撲について話しました。
マジで今日のは読む人を選ぶ内容でしたね、いやぁ、失敬失敬。
来週は、教育テレビの名曲いっぱい紹介するからね。楽しみにしててね。
ここまで読んでくれてありがとう。じゃあの!!