すみません、今週の更新はいつもと違って日曜日になりました。
いやぁ、そういう日もあるよね。
で、ブログの閲覧履歴見てみると、金曜深夜~土曜日朝(いつもTwitterに宣伝する時間)とかに結構アクセスがあるのを見つけちゃってですね。嬉しいですよね。
わざわざ来てくださったのに、更新できてなくてすみません。
でも、わざわざ毎週見に来てくれている人がいるっていう解釈でいいんですかね?
自意識過剰ですかね?
では、今日の話にうつりましょう。
皆さん、このブログを読んでいただいたら分かるように、私は「うまいこと言いたい症候群」に罹患しておりまして、日々隙あらば、うまいこと言いたいなぁと思っているわけです。
日々うまいこと言いたがっているのもまぁ十分にキモいのですが、もう一発いうと、うまいこと言えた時、後日ふと「いやぁ、あれはうまいこと言えたなぁ」とか思っちゃうんですよね。これはメガトンきもいですよね。
さらにギア上がっちゃうと、同じ発想している人いるかなとか思って、Twitterで検索しちゃったりするんですよね。とんだ変態です。
1つ例を紹介しましょ。
この前ね、すごい「太鼓持ち」をする人について話す機会がありまして。
その話の中で、どんくらい「太鼓持ち」か例えるくだりになりまして
「すごい太鼓持ちなんですよ、
ほぼ雷神ですね」
ってパッと言ったんですよね。
…
…
これはすごいな!!(自己愛)
これ以上太鼓持っているやつ、いませんもんね。
LUNA SEAの真矢とかもっと太鼓持っている…?
でもドラマーは太鼓持ち歩いてないですもんね、家にはあるかもやけど。
そういう意味では「太鼓持ちの例え、雷神がベスト説」ですよね。
ちなみに今、真矢のwikipedia見てたら、「1男2女の子供がおり、ドラムに関係する名前をつけている」って書いてました。
…
…
えっと… 真春(シンバル)とか??
というわけで調べてみる。
「りむ」「そな」「ようた」らしいです。
りむ=ドラムの被膜を胴体に固定する枠
そな=ドラムメーカー「SONOR」
ようた=耀太 (輝く太鼓)
なるほど!! メーカー名からつけるの斬新!
…
…もしベーシストだったらどうなってたのかしら?
というわけで、ベースのメーカー(ブランド)を調べてみる。
ARIA pro ⅱ
Atelier Z
ATLANSIA
Bacchus
B.C.Rich
…
…
Bacchus?
酒神おるやん! 誓えるやん! 一択やん!
いやはや、真矢さんがドラマーでよかった。
話それましたね。
雷神がめちゃ太鼓持っているの、さらっと思いつくの、我ながらすごいなと思ったんですけど、結局コレ、小中高の社会科の知識なんですよね。
他にもこの前、トップ退く人が、後任に右腕的存在を選ぶ話になりまして。
その時、「後白河法皇みたいに」って例えたんですね。
まぁこれは別にそんなうまい事言っているわけではないんですけど
でもやっぱり小中高の社会科の知識なんですよね。
皆さん、「後白河法皇」って最後に口にしたの、いつですか?覚えてますか?
というわけで今日のテーマはこれ。
「社会なんか社会に出て使わん! ~いや、意外と会話で使うかも~」
です。
社会科という科目。特に私が理系なのもあってか、あんまり大学受験で真剣に勉強したことはないんですが、結構科目としては好きでして、特に歴史と倫理は昔から結構得意だったんですよね。
で、もちろんほとんど忘れちゃってるんですけど、妙に頭に残っているフレーズって今もあるんですよね。
今日は、ふと、頭をよぎったり、日常会話に出てきちゃう(?)、そんな、今も妙に頭に残っている社会科パワーワードを書いていこうと思います。
もう何した人かも全く覚えていないんだけど、あまりの語呂のよさに頭から未だに離れないよね。今でも
「ちょwwwwやってしまったwwwwエンリケ後悔王子wwww」
とか言いそうになるよね。
いや、言わないけどね、社会人だし。王子って年齢でもないし。
でもどんな人か忘れたからwikipediaで調べてみるね。
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ポルトガル王国の王子。その生涯において、探検事業家、パトロンとして航海者たちを援助するとともに指導し、それまで未知の領域だったアフリカ西岸を踏破させるなどしたことで、大航海時代の幕を開いた。大航海時代の幕を開いたエンリケの名は、その死後、「航海王子」の敬称とともに呼ばれ、その名を今日に留めている。
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当たり前ですが、欧米でも航海王子と呼ばれているんですね。
ちなみに本人は一回も航海してないらしい、実は航海(させてた)王子っていう。
ついでに、略歴を見てみよう。
1437年、周囲の反対を押し切って北アフリカのタンジールに派兵するが、イスラム勢力に完敗し、失敗に終った。この時、弟であるフェルナンド王子が捕らえられ、40歳で死去するまでの6年間を捕虜としてその地で送った。この失敗により、エンリケの軍事上の評価は地に落ちた。
しっかりエンリケ後悔王子してますね。まぁ人生、後悔ないやつはいませんけどね。
次いきましょか。
これね。これもすごい耳に残るよね。超パワーワード。
もう聞いた瞬間から、「何あったんやろ?」ってすごい気になるやんか。
これ、どんなことが起きたかというと
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ローマ教皇グレゴリウス7世と対立していたローマ王ハインリヒ4世は突然キリスト教を破門された。1077年1月25日から3日間、雪が降る中、カノッサ城門にて裸足のまま断食と祈りを続け、教皇に破門の解除と赦しを請い、グレゴリウス7世は3日後にハインリヒ4世の破門を解いた。
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要はローマ皇帝が、宗教を盾にされ、教皇に屈辱的謝罪をさせられたっていう話です。ちなみに、ヨーロッパでは現在でも「カノッサの屈辱」は「強制されて屈服、謝罪すること」の慣用句として使われるらしいです。やっぱりパワーワードは国境を越えます。
実はこのカノッサの屈辱、後日談もありまして、この後日談にもパワーワードが隠れています。皆さんわかりますか?
後日談は以下の通り
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カノッサの屈辱から3年後、グレゴリウス7世は再びハインリヒ4世を破門。しかし今度は皇帝が屈しず、教皇グレゴリウス7世を武力でローマから追い出し、教皇はサレルノで憤死した。
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そう、「憤死」。
憤死:怒りのあまり死ぬこと。
…
…
そんなことある?? ムカつきすぎて頭フットーしそうだよぉぉぉ的な?
死ぬまでいっちゃう??
実は歴史上、憤死した人は結構いて、このグレゴリウス7世以外にも、ボニファティウス8世や三国志に出てくる周瑜、日本人では早良親王などが憤死しています。
三国志では周瑜以外にも、陸遜、于禁、朱儁、呂強、王朗、辛評が憤死しているらしいです。ブチギレ天国やん、色んな意味で。
でもよくよく見ると、憤死には「失意のうちに死ぬ」ことも含まれるみたいですね。これなら何となく納得いきます。
というわけで、カノッサの屈辱は、二重のパワーワードで私の心を未だにつかんで離さないのでした。今後はヨーロッパ人に見ならって、「マジでカノッサの屈辱なんだけど~」って言おうと思います。あと日常で憤死しないように気をつけます。
と、ここまで歴史にまつわる「耳に残っているフレーズ」を紹介してきました。
まぁまだまだ「墾田永年私財法」だとか「禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)」だとか「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」だとか色々あるんですが、話が拡がらないので、省略します。
そういや歴史と言えば、年号を語呂で合わせて覚えていましたよね。
「いちごパンツ(1582)で本能寺の変」とか「蘇我蒸し殺す(645)大化の改新」とか「生稲(1917)晃子がロシア革命」とか。
まぁほとんどの語呂って、全然意味不明というか勢いでつけられていますよね。蘇我氏のやつはギリ許せるけど、直接的な死因は刀か弓矢によるものでしょ、知らんけど。
そう考えると、「鳴くよ(794)うぐいす平安京」「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」「行くか、夏(1972) の沖縄へ[沖縄返還]」は美しすぎますよね。初めて作った人、震えたやろね。
余談ですけど、鎌倉幕府は1180年頃から徐々にそのシステムが構築され、1192年に源頼朝の征夷大将軍任命をもって完成されたという方向に、解釈がかわっているらしいですね。だから、正確には1192年から鎌倉時代な訳ではないとかなんとか。
ほんとしゃらくさいですよね。野暮野暮。
私は「いい国作ろう鎌倉幕府」でええやんと思いますけどね。
あと、年号でいつも思うのは、関ケ原の戦いが1600年なの、すごいですよね。
こんな国の流れ変わる大事件が、ジャスト1600年に起きたの、やばいですよね。奇蹟。
世界史含めても、こんなジャストですごい出来事起きたこととかないでしょ。
あえていうならキリスト生誕くらい?? (西暦0年)
まぁ実はキリスト、紀元前4年生まれらしいですけどね。
これもしゃらくさいですね、HAHAHA。
では、最後に、耳に残るパワーワード、地理と倫理から一つずつ紹介しときましょか。
小学校・中学校の地理用語。
今となってしみじみ思うけど、これホントに日常で聞かない言葉ですよね。
太平洋ベルトは、京浜工業地帯・中京工業地帯・阪神工業地帯・北九州工業地帯の四大工業地帯を含む、茨城県~大分県のことを指します。鉄道・道路・港湾などの交通機関・施設が整備され、人口の約60%、工業出荷額の約70%が集中してるエリアです。
マジで、ニュースとかでも全然聞かないんですけど、今はもう太平洋ベルトって使わないんですかね?ただただ気になるし、何とか「太平洋ベルト」を日常会話で使ってみたいけど、用途が思いつかないです。パッと見ボクシング感はありますよね。
誰か何かいいアイデアあったら教えてください。
④ツァラトゥストラかく語りき
語感だけで覚えているシリーズの最高峰。
倫理に出てくる、フリードリヒ・ニーチェの名著。
こう言っちゃなんだけど、日本語訳の勝利よね。
原題は、「Also sprach Zarathustra(ツァラトゥストラはこう語った)」
「かく語りき」って訳、やばすぎるやろ。
和訳で体験過去の助動詞「き」の終止形つかうことある?
前世、国語教師やん。ほんで助動詞「き」の終止形って18年ぶりくらいに言ったわ!
さて、次に紹介したいのが、この本の中に出てくるニーチェの名言ですよ。皆さん、聞いたことあるはず。
「神は死んだ」
…
…
えー、神死なんといてほし~、かなし~ (36歳、男性)
これだけ見ると、ニーチェ、いきったやつみたいですが、まぁもちろんそんなことはなく、一本筋の通った思想を、本著の中で記述しています。まぁ私も高校倫理をやっただけの人間なので大したことは語れませんが、彼の思想は大きく捉えると「人間賛歌」なのかなと勝手に解釈しております。識者の人がいたら、どうかピンぼけた感想をお許しください。そして、ニーチェに興味がある方は本書のわかりやすい訳本(漫画とかもあるよ)を読んでみてください。
にしても、ニーチェの言葉ってホント厨二心をくすぐるのよね。
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」
これとか超抽象的だけど、無茶苦茶かっこいいですよね。邪眼疼くわ。
というわけで、今日は、社会科を小中高と真面目に勉強してきた結果、なんか知らんけど頭に残ったフレーズたちを紹介してきました。
今日改めて感じたのは、若い頃覚えたことってやっぱり忘れないよねってこと。最近、さっき聞いたことすら覚えられないのにね。若さってホントすごいわ。若いうちに勉強しといた方がいいよ、おすすめだわ。
で、私自身が個人的に後悔しているのは、政治・経済もっと勉強しておけばよかったってこと。これらに関しては、ホントに基本のキから理解できていないので、未だに政治・経済にはすごい疎い。社会人になって一番必要なのはこの領域だと思う。わからないことが多すぎて、マジエンリケ後悔王子。
以上、今日はここまで。
次生まれ変わったら一緒に政経勉強しようね。
読んでくれてありがとう、また来週!