つれづれ草のクリームパスタ

30代半ばのおじさんが日々の出来事をつれづれなるままに書きなぐったブログ

緑山にそびえし鋼鉄の魔城までお願いします

というわけで更新日。

先週は更新できなくてごめんなさい。普通に時間がありませんでした。

 

 

あっという間に年末ですね。

 

年末ってホント色々楽しみにしているテレビ番組とかもあって、ワクワクしちゃいますよね。

 

M-1グランプリであったり、オールザッツ漫才であったり。

 

実はわたくし、結構紅白歌合戦も好きなんですよね。ベタを好む人間のため、大みそかはすき焼き食べながら、紅白見て、そばすすってっていうのが安心するんですよ。

 

 

そんな年末の特番、M-1と同じくらい楽しみにしている番組があります。

 

 

そう、SASUKE。

今年も12月27日に5時間の放送を控えています。楽しみすぎるwwwwww

 



というわけで今日のテーマはこちら。

 

「俺にもSASUKEしかないんです ~1年に1度のお祭り~」

 

そう、私が小学校時代から愛してやまない番組、SASUKEについて、その魅力を今日は語っていきたいと思います。

 

まずは当然皆さん知っていると思いますが、SASUKEの基本知識を説明しますね。

えーっと、SASUKEはオリンピック競技の1つです。

 

 

 

 

いや、マジですよ。

『SASUKE』ついに五輪競技へ 2028年ロス大会の近代五種に障害物レースが採用(オリコン) - Yahoo!ニュース

 

すごいですよね。元々のSASUKEのテーマが「名もなきアスリートたちのオリンピック」であったことを考えると感慨深い…。

 

では、SASUKEの歴史について簡単に振り返ります。

 

SASUKEは元々、TBSの番組「筋肉番付」のスペシャル企画として1997年に放送されました。基本的なルールは今も変わらず、1st~finalまでの4つのステージをクリアしたら完全制覇となる巨大フィールドアスレチックです。完全制覇すると200万円もらえます。

 

これは26年前から変わらず。物価とか円安とかそんなの関係ありません。

 

原因は放送倫理上の上限価格だからだそう。

 

ミリオネア、1000万円もらってたやないかって思うけど、これはテレフォンというアイコンで、家族4人が待機しているという無理やりなこじつけのもと成立したらしい。

 

200万円×5人=1000万円、マジでただの雑学だ。

 

ただ、SASUKEの難易度はもう200万円どころじゃない。

 

全40回の大会、のべ4000人が参加し、完全制覇したことがあるのは4人、計6回だけなのである。

 

当然だが、予選とか書類選考で、毎年5000人くらいの応募があるので、完全制覇達成率は、6/4000=0.15%よりもはるかに低いと言わざるを得ない。

 

 

そう、SASUKEは難しすぎるのだ。

 

試しに有名なエリアをいくつか紹介しよう。

 

画像・写真2/8)『SASUKE』五輪競技候補になった舞台裏…番組 ...

まずはそり立つ壁である。

 

まぁ既に意味がわからない。なんでそり立ってるのかもわからないし、高さ5.5mなのも意味がわからない。

 

しかもこれ、1stステージの最後にある。

疲れ切った時にこんにちわしてくるのだ。

 

もう20年以上前から存在し、SASUKEの1stStageを象徴するエリアであるため、大体の参加者がコツをつかんで、わりかしサクっとクリアしていることが多いが、実は完全制覇したことのある4人、全員ここでリタイアした経験がある。魔のエリアなのだ。

 

 

ちなみに「そり立つ壁」、おととしからちょっと進化をとげた。

2023年!今年のSASUKEも楽しみです!!!!!!!!! | 好きなコードはEadd9

 

その名も「2連そり立つ壁」。発想は筋肉バカのそれだが、まぁえぐい。

レゴブロックみたいである。ガチャガチャとかで商品化されてそう。

 

 

 

ガチャガチャで商品化されてた。誰が買うんだ。



 

今年もきっとここでリタイアする人が数多く出るので要チェックである。

ついでに、今回特別にこのエリアのクリアのコツを見つけたので書いておこう。

 

「より地面に垂直な体勢を意識し飛びつくことがコツだ」

 

なるほど、よくわからないね。

 

 

次はこれ、クリフハンガーである。

これも第4回大会から出来たエリアで歴史は古い。ルールはシンプルで、2.5cmの突起に指をひっかけて、指の力だけで全身を支えて移動する。

 

やっぱり意味がわからない。指だけで体を支えられるの、意味不明すぎる。

この指の力で鼻とかほじったら、鼻ちぎれそうよね、知らんけど。

 

ちなみに、最初に登場した時は直線で5m進むだけだったが、クリアーされるたびにクリフハンガーは進化し続けてくる。

 

現在の姿はこれだ。

 

youtu.be

 

画像にするとこんな感じである。

 

かまきりリレー」にチャレンジ! カマキリの、安全な、さわりか ...

もうほぼカマキリ。

 

ちなみに、クリフディメンションは指の力だけで2回飛び移らないといけない上に、2つ目と3つ目の突起が常に動いている。

 

 

 

やりすぎである。一体私たちは何を見せられているのだろうか。

 

それでも最新の大会ではここのエリアを含む3rd Stageを3人がクリアした。人間の進化は恐ろしい。もしかしたら今年の大会でクリフハンガーが進化してくる可能性があるので、そこも注目して見てもらいたい。

 

 

とまぁ、人類とSASUKEは常に追い付け追い越せの戦いで進化し続けている。

 

 

さて、ここまで述べてきたように、SASUKEは難しすぎる。

それがゆえに、参加者はいつの間にかクリアーすることに夢中になり、人生をSASUKEに捧げることになる。まさに沼である。

 

参加者は、気が付いたら自宅にSASUKEのセットを作ってしまう。

そして、みんなで休日に集まって練習を行う。

 

芸能人とか関係なく、みんなが本気ではまって、一般人と一緒に練習する。


全員が共通の目標、SASUKE完全制覇に向かって1年努力するのだ。

そう、我々は、人生をSASUKEに捧げた人間たちの1年に1度のお祭り、そこに滲み出る人間模様に涙しているのだ。

 

 

とにかく、SASUKEの登場人物たちはアツい。

 

 

もちろん

完全制覇達成者たち

「史上最強の漁師」長野誠


初の2度の完全制覇者、「靴のハルタ 営業」漆原裕治


そして、現役最強である、2人目の2度完全制覇者

「サスケ君」森本裕介



と、主役級の登場人物はみなそれぞれ魅力的なのだが、やはり私はベタであってもこの人の紹介を今日はしたいと思う。

 

 

そう、Mr.SASUKE 山田勝己である。

 

SASUKEに全人生を捧げ、SASUKEを国民的コンテンツに押し上げた英雄。

 

彼の経歴をざっとwikipediaで振り返ろう。

 

1997年、SASUKE第1回大会に出場。SASUKEのとりこになる。

1999年、第3回大会に出場。本大会開催前に、山田は自宅の庭にSASUKEを模したセットを製作して練習を重ねた。同大会は完全制覇まで残り約30cmまで迫り、初の大会最優秀成績を記録。 

 

そう、セットを初めて家に作ったのは何を隠そう、山田勝己である。

 

テレビ番組のセットを家に作り、命綱もせずに熱心に家で練習する姿は狂気であり恐ろしいエンターテイメント性を持っていた。この時SASUKEは本家「筋肉番付」を超えるコンテンツとなったのだ。

 

2000年春、仕事中にSASUKEの練習に熱中し、放置していたボンベが爆発し、ボンベ配送業の仕事をリストラされる。その後は妻の実家の鉄工所でアルバイト、野球場でビール売りのアルバイト(売上は1位)で生計を立てながら出場を続ける。同年秋開催の第6回大会にて2回目の大会最優秀成績を記録。

 

 

 

さらっとえぐいこと書いとるwwwwww 俺でもリストラするわwwwww

ちなみにうっすら覚えているけど、グリーンスタジアム神戸で売り子してはったわ。

1位って、そら山田がビール売ってたら買うわいやwwwww

 

彼はその後もアルバイトを続けながら、SASUKEのトレーニングを狂ったように続けた。しかし中々完全制覇には届かなかった。

 

2002年、第10回記念大会で、3回目の大会最優秀成績を記録。

    しかしこの時も完全制覇は達成できなかった。

 

彼は失敗直後、古舘伊知郎の「今後、どうしますか?」という質問に対して、こう答えた。

 

youtu.be

 

「俺にはSASUKEしかないんですよ。自分の気持ちが続く限りはずっとSASUKEに挑戦し続けたいですし、その気持ちはこれからもずっと変わらないと思うんです。」

 

 

当時37歳だった山田勝己

当時15歳の私は、ただただやばい人だなぁと笑っていたけど、今36歳になって改めて見てみると、この言葉の重みを感じる。人は年を重ねるにつれて諦めることが多くなり、小さくまとまる。特に35-40歳ころは自身の限界も見えてきて、自分の未来への期待も出来なくなってくる年齢だとヒシヒシ思う。

 

そう考えると、37歳にして純粋な気持ちで自分の人生を捧げるものについて堂々と言える山田勝己はすごい。ここは本当に尊敬できる部分だ。

 

 

 

まぁ無職だし、ヤバイやつだけどなwwwww

 

ちなみにこのあと山田勝己は完全制覇を達成することなく2012年に引退する。

でも彼はまだ夢をあきらめていなかった。

 

2013年以降も、自身を慕う若手選手たちとチームを結成し、トレーニングを重ね、指導者という形でSASUKEに携わっている。

 

その名も「山田軍団 黒虎」である。

 

 

黒虎wwwww 斬魄刀みたいwwwwww


ちなみに由来は、古舘伊知郎が「ブラックタイガー」と山田を呼んだことがきっかけ。海老感を出さないため漢字にしたそうな。

 

 

そんな黒虎、最初は鳴かず飛ばずだったものの2019年頃から頭角を現してきた。

2022年度にはエースである山本良幸がfinal Stageまで進んでおり、山田軍団悲願の完全制覇まであと少しとなった。

SASUKE 2021 | Chameleon Cafe

今年こそ、山田勝己の男泣きが見られるかもしれない。これも注目である。

 

 

ここで、山田勝己が、黒虎たちに伝えた大事なメッセージを紹介しよう。

 

山田勝己「3rdステージ行ったら人生変わるからな」 弟子(人生観 ...

 

ふむふむ、そうだよね、自分自身が人生かえたもんね。

 



ささやかな変化wwwwwwww 山田勝己かわいいwwww

 

 

とまぁちょっぴり天然が入ったMr.SASUKE 山田勝己ですが、彼の一生懸命さはSASUKEにはなくてはならない存在ですね。

ちなみに彼の詳細な遍歴は、先ほどもはった公式動画、「山田勝己物語」を見ればより深くわかります。暇な方は是非最初から。もう一度はっときますね。

youtu.be

 

さぁ、皆さん、どんどん、12月27日のSASUKEを見たくなってきていますね。わかりますよ。

 

実は、SASUKE本番をより楽しむためのコンテンツがTVerに既にいっぱいアップロードされています。皆さん、27日までに目を通しましょう。

 

①予選会動画vol.1-5 合計200分

サムネイル1つはっときますが、どれも競技の内容が男塾みたいでやばいww

 

②優勝校は本選出場権GET, SASUKE甲子園 94分

 

どんだけコンテンツ充実してんだよ!本番までに見切れないぜ!!

 

 

そう、SASUKEはコンテンツが充実しまくっている。

ファン必見のこんな動画もあるぞ!

SASUKE妻 座談会wwwwww

誰がみるんだよwwwwww

 

 

 

 

俺がみてんだよwwwwwww 

「SASUKE皆勤賞、 SASUKEオールスターズの山本進悟」「史上初の2度の完全制覇、漆原裕治」「1st Stage突破常連、「キタガワ電気」店長 日置将士」「栄光ゼミナール講師 山本桂太朗」の妻が揃うことなんて滅多にないからな!! 普通にみるだろ!!

 

 

 

…いや、これはいいかな。

 

さすがに一般人のアクリルスタンドはいらんやろwwwwww

4体で5500円wwww 物価高を実感しますわwwwwww

 

 

 

あー、書いてて12/27が楽しみになってきたー、わくわくわくわく。

最後にSASUKEの魅力と見どころをもう一度まとめときますね。

 

とにかく見てほしいのは、人間とSASUKEのステージとのガチのハチャメチャなぶつかり合い!! 大の大人が、生活の為とかではない目的で、1年間汗水たらして努力して、当日もみんながみんなを応援しあって、1つの目標に向かって、泣いて笑って、熱く高め合っていく姿。歳をとった今の方が心に沁みます。まぶしいなぁ、おい。

きっとこの眩しさは国を超えて人類共通のまぶしさなんやろね。だから、海外でもSASUKEはウケて、とうとうオリンピックの競技になったんやと思います。

 

 

私は毎年SASUKEを見ながら泣きそうになります。

今年も、出場者のみんなの最高に熱い姿を楽しみましょう!!

 

 

というわけで皆も是非5時間、見逃し配信でもHDD録画でもいいから見てみてください。きっと熱い気持ちになれると思いますよ!馬鹿になろうぜ!

 

そんなこんなで本日のブログは終わり。次回は今年最後の更新。楽しみにしててね。

読んでくれてありがとう。じゃあの!