つれづれ草のクリームパスタ

30代半ばのおじさんが日々の出来事をつれづれなるままに書きなぐったブログ

ひとりで寝れるもん

やってきました、更新日。

 

今日、2歳の次男が午前5時くらいに目を覚まして、私を叩き起こしました。

おかげでめちゃ眠いです。

 

実は、うちの家、長男もそうでしたが、少なくとも3歳くらいまでは、親と子、別の部屋で寝るスタンスをとっているのです。なので朝早く目が覚めてしまうと寂しいのでしょう。まぁそりゃ2歳半ですしね。

 

日本においてはこの親子別部屋のスタイル、めちゃ珍しいと思うんですが、このゴリゴリ純ジャパの私が、何故親と子の寝る部屋を別にしているのか。

 

今日はその謎に迫っていこうと思います(そんな大したもんではないが)。

 

というわけで今回のブログのテーマはこちら。

 

「何人たりとも我々の眠りを妨げるものは許さん ~寝んトレを極めし先に~」

 

なんかこのテーマだけ読むと、スフィンクスとかの遺跡の呪い感あるけど、元ネタはスラムダンク流川楓だったりする。



そう、我々は、ただ純粋に睡眠時間を確保したく、試行錯誤を繰り返した結果、寝んトレを極めし者となったのである。

 

というわけで、今日は我々が行った寝んトレについて紹介していこうと思う。

 

ちなみに、その効果は絶大で、今に至るまで、4歳・2歳の息子たちに対して、妻も私も寝かしつけ・添い寝・添い乳というものをしたことがない(父親で添い乳したことある人はほぼいないだろうが) 。ついでに言うと、下の子に至っては、生後2ヶ月以降夜泣きをしたことがない(上の子は、6ヵ月くらいになるまでは月に1回くらいの頻度で夜泣きしたので、ある程度性格の部分もあるだろう)。

 

でもあらかじめ書いておこう。これはめちゃめちゃ試行錯誤&徹底した寝んトレをした結果であり、しかも個人差は絶対にある。我々がのめりこんだら突き詰めてしまうオタク気質だったから今の状況があると思うので、今から書くことをやれば、誰でもうまくいくとは限らない。めちゃめちゃ運ゲーだ。

 

そう、なので、保険をかけておく。このブログは子育て支援ブログではない。今までの日記を見てくれ。前回の記事は、ウォーターサーバーをすすめるゆるキャラを紹介している。一貫したテーマとかコンセプトとかないのだ。

 

今回のブログも、あくまで我が家で行った寝んトレのファンキーさをみんなに伝えたいだけであり、ノウハウを教えたい訳ではない。

もちろん私も一生懸命子育てをやってきて、夜泣き含めて子育ては試行錯誤の連続だと知っている。uncontrolableな事象とひたむきに戦っている親御さんに変な期待をもたせたい訳ではないのだ。

もしこの記事が奇蹟的に他の子育て世代に役立てば幸いだが、役にたたない可能性が高い。あらかじめ言っておこう、役に立てず申し訳ないと。

 

では、本題にうつる。

 

時は5年ほど前。全ては、お腹に長男がいた時の妻の一言から始まった。

 

「睡眠時間だけは削られたくないなぁ」

 

そりゃあそうである。特に妻は睡眠時間が必要なタイプの人で、体調にモロに影響する。しかし、普通に考えたら0-1歳くらいまで、睡眠時間を担保するのは無理だと思っていた。どうしたものかとずっと悩んでいた。

 

そんなある日、うちの姉が言ってきた。

 

「ねぇ、ジーナ式って知っている?」

 

 

 

何このくだり、マルチ商法とか宗教のやつやん。

そう思いながら話を聞いてみたのだが、今思えば、これが我々とジーナ式の運命の出会いだったのだ。

 

 

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そう、ジーナ式は育児法(=寝んトレ法)である。姉は、ジーナのアドバイスに大まかに従うやり方、通称「ゆるジーナ」を用いて、そこそこ夜泣き対策ができていた。

 

 

 

ジーナ式について簡単に説明しよう。

 

***

ジーナ式とは、イギリスのカリスマナニー、ジーナ・フォード氏が提唱する育児法であり、赤ちゃんに授乳するタイミングや寝かせる時間などをスケジュール化し、赤ちゃんの生活リズムを習慣化していく育児メソッドとされています。

***

 

ナニーというのは、住み込みで一定期間働いてくれる保母さんであり、イギリスにおいては一般的な職業とのこと。

 

ジーナ式は、端的にいうとスーパー人気保母さんのマル秘育児法というわけだ。

 

そんなジーナ式、いくつか特徴がある。

①親と子の寝る部屋は別にして、子供が寝るときは絶対に部屋を暗くする。

②子供が泣いても、授乳に頼らずに寝かしつける。

③生活リズムを習慣化するために、昼寝・食事・睡眠・夜間の授乳などの時間がきっちり決まっている。

 

この中で③が一番の特徴である。

具体的に生後3ヶ月までのスケジュール表をみてみよう。

 

 

 

 

 

いや、天皇陛下のスケジュールか!!

 

 

そう、設定が細かすぎるのである。

大体の人たちはこのスケジュール表をみて、あきらめてしまう。

しかし我々は違った。ガッツリ眠るのが大好きだからだった。

 

絶対に3ヶ月以内に夜泣きを終わらせたい。

強い気持ちできっちりとスケジュールをこなした。

 

ちなみに、親と子が別の部屋で寝るのは、結構ハードルが高い。何より、やっぱり心配で仕方ないのだ。特に長男の時は初めてだったので手探りだった。

 

そこで、我々は各種アイテムをつかった。

 

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1つ目はそう、エビちゃんである。

 

 

 

冗談やんか。

 

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本当はベビーモニターである。このベビーモニターは8000-15000円と物によってお値段が前後するが、どれも一定以上の大きさの音が鳴った時だけ画面がついてお知らせしてくれるというハイテクな代物であった(うちのは8000円だったが十分だった)。もちろん自身でボタンをおせば画面がつくので、本当に小さい頃はベビーモニターを頻回に見て呼吸しているのを確認していた。

 

2つ目は

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体動センサー、スヌーザヒーローである。

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赤ちゃんの突然死(いわゆるSIDS)は誰にでも起こりうる。万が一の時に部屋が別でもいち早く対応できるように、我々は赤ちゃんのお腹の動きを感じるセンサーを買って、取り付けたのである。

 

15000円もしたが、これは本当にお世話になった。長男・次男であわせて4年間使ったので十分に元はとれたと思う。

 

ちなみにこのスヌーザヒーロー、致命的な弱点がある。

 

 

そう、怖いくらいの確率で、誤作動するのだ。正確に言うと、おむつにつけても、振動を感じるセンサー部分がお腹から浮くと、すぐ「呼吸を正確に拾えなくなる→無呼吸と勘違いしてアラーム作動」が起きて、我々を叩き起こすのだ。

 

そのため、途中から、スヌーザがなっても、「ハイハイワロスワロス」くらいのテンションでセンサーをつけなおすようになった、もう鳴るのに慣れすぎて、無呼吸なんじゃないかという心配はしなくなっていた。無茶苦茶本末転倒で、全力でオオカミ少年である。スキマスイッチもびっくりだ。

 

 

このままじゃいけないと思い、解決法として、おむつにつけた上からロンパースで固定して、腹巻きをまいて、その上から窮屈にならない程度にお手製のゴムバンドで固定するようにして、さらにズボンで上から覆うようにした。

 

外れないように何重にも巻き巻き。

 

息子たちは、もうほぼカリフォルニアロールのようであった。

カリフォルニアロール|レシピ|エスビー食品株式会社

 

なお、下の子の時には、スヌーザヒーロー固定職人検定があったら1級取れるであろう腕前になっていたため、ほぼ誤作動は0となった。

 

スヌーザが鳴らない=子供も元気ということで、我々は安眠できた。

ほんとコツされつかめば、とてもいい商品である。

 

これらのアイテムを使って、上の子は生後3ヶ月、下の子に至っては生後2ヶ月ちょっとで夜泣きがなくなり6時間以上連続で眠れるようになった。おかげで一番大変な時期も睡眠時間を一定確保して過ごすことが出来た。ジーナ式万歳である。

 

 

そんなジーナ式、さすがカリスマナニーといわれているだけあって、あらゆる事態に対応できるような対応策が書かれていた。中には、日本人だとやや躊躇ってしまうものもあったが、どれも効果は抜群であった。いくつか紹介しよう。

 

①おくるみ大作戦

 

生後3ヶ月頃までは、足がまるくおさまらなくなると起きてしまうらしい。なので、手は出してあげても、足はしっかりまるくおさまった状態にしておかないといけないと書かれていた。そのためのしっかりとしたおくるみの巻き方がジーナ式には載っていた。

とにかく足がおくるみからでないようにしっかり固定する。

 

 

 

 

見た目、ほぼ、ぼっくりん。ちなみに、前回のブログを読んでない人に言うと、これが最初の方で述べた「ウォーターサーバーをすすめてくるゆるキャラ」である。詳しくは以下の記事をみてほしい。

不死鳥だって倒れることがある - つれづれ草のクリームパスタ (hatenablog.com)

 

今改めて写真をみると、結構窮屈な姿勢で寝ている。しかしぐっすり寝ていたし、足がのびると本当に目を覚ましていたので、おくるみ大作戦はとても効果的であったといえる。

 

②掛けシーツ

 

寝返りが出来るようになると、今度は寝返りをきっかけに目を覚ますことが多いそうだ。そこでジーナが推奨していたのは、掛けシーツによる寝返り防止である。

寝返りをして起きてしまう場合の対処法 | Smile育児〜ジーナ式〜

シーツを固定することで、ベッドに磔にしてしまう方法。一見すると子供をしばりつけているように思えるが、これがまぁまた面白いくらいに効果があって起きなくなる。しかも寝返りしないから、うつぶせ寝(=突然死のリスク)も防げるという二段仕込み。

 

 

まぁ、すぐに子供たちの力は強くなって、秒でシーツをはがせるようになっちゃったんですけどね。そうすると、寝返りで起きちゃう。

 

そんな時、我々が行った方法がこちら。

 

 

2Lペットボトルを両端で重しにしてシーツを固定する。

 

 

 

やりすぎwww 漬物やないんやからwww

 

でもこれがまた岡田采配くらいばっちり決まって、全く目覚めずに8時間以上寝てくれるんですよね。ベビーベッドの端に水の入ったペットボトル2本置いてるのシュールでしたね。懐かしい。

 

なお、これも数か月で突破されるようになりましたが、そのころには寝返りで目が覚めることもなくなっていたので、問題なしでした。

 

そんなジーナ式。

 

1人で寝る習慣を生まれたころからつけているおかげで、1人で寝付くのが当たり前になっていて、今でも子供寝かすのはめちゃめちゃ楽です。絵本読み終わったら、電気消して、「らびゅー、おやすみ!んまぁ!(投げキッスの効果音ね)」ってして終わりです。先に親が寝落ちするといった経験もありません。このことは、ホントにジーナ式をやってよかったなと思う理由の1つといえます。

 

まぁ2歳半-3歳にかけて、1人で夜中目が覚めて寂しくなって親を探し求めるというイベントは長男・次男ともに出現しましたが(下の子は現在それ真っ只中)、これらについてもジーナの本の第二弾に対応策が細かく書いてありますし、何より3歳くらいになると十分に話が通じるようになるので、特に困ることはありません。

Amazon.co.jp: ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える トドラー期の ...

 

そんな素晴らしいジーナ式。

でも実は1つ大きなデメリットがあります。それは、明るい所で眠れなくなる(=陽の光がさしこむと目が覚める)という点です。実家とかに帰って、陽の光がさしこむ場所で寝ると、早朝に目が覚めてしまいます。頻回に寝る場所が変わる人はなかなか困るかもしれません。

 

あと、お昼の外出先で中々寝れません。特に昼ご飯を食べているときはお店が明るいので、寝てくれません。寝てくれないので、ゆっくり食べるのは難しかったですね。

 

それでも夜中に叩き起こされるよりはマシなので、1歳くらいまでは昼ご飯は大人2人で交代で食べていた記憶があります。

 

ちなみにこのデメリットも1歳半くらいになったらなくなります。明るくても寝れるようになりますのでご安心あれ。

 

 

最後に。

 

出来る限りジーナに従ってジーナ式を実践していた我々でしたが、実は真似できないことがいくつかありました。おまけで触れておきましょう。

 

代表例は、離乳食の時の飲み物です。

 

ジーナ式は、離乳食開始後のスケジュールもしっかり管理してくれて、アドバイスしてくれるのですが、その中に、頻回に以下のフレーズが出てきます。

 

「昼食後に、薄めたピーチジュースをあげましょう」

 

 

 

なんで、ピーチ限定やねんwwww 

 

そう、イギリスでは主流なのかもしれませんが、ジーナはやたら、ピーチジュースを薄めて飲ましてこようとします。よくわからなかったので、我が家ではジュースはあげずに、瓶詰のフルーツの離乳食をあげていましたが、多分これで問題ないと思います。

 

にしても何故こんなピーチが好きなのかわからない。マリオかよ。

 

 

 

とまぁ、このように時々、イギリスと日本の文化の違いで実行できない部分はありましたが、ジーナ式の効果はホントにあると思います。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

 

というわけで、今日のブログはここまで。今日は全然ネタ要素がなくて、実用的な日記でしたね。どこかで困っている誰かの参考になれば幸いです。

 

次回は絶対バカバカしい日記書くぞー、がんばるぞー!

また来週、じゃあの!